【令サバ2日目】全体を知る

 

f:id:chrocan:20201116105005p:plain

こんにちは。てんらいです。

 

「令和を生き抜く社会人1年目のサバイバルガイド」

2日目のテーマは「全体を知る」です。

 

↓1日目はこちら

 

comprehensive-lifehack.hatenablog.jp

 

 

 

●全体を知る

 全体とは、当然“仕事”の全体を指しているのですが、ここには色々なスケールが存在します。

 例えば、資料を何人かで作る際に、上司から「君はこの部分を作ってくれ」とお願いされるとします。この時に「自分のパートは全体に対してどのような役割を担う部分なのか?」ということを意識することが全体を知ることに繋がります。これは小さいスケールですが。

 もう少しスケールを大きくすると、あなたが普段こなしている業務が「その仕事の営み全体のどの部分を担っているのか」ということを意識することが全体を知るための一歩となります。これは営み全体を学ぶと言いかえることも出来ます。

 

 仕事というのはほぼ例外なく、複数人が様々な役割を担うことで成立しています。それは大きな機械を動かすために、一人一人が部品となり、その役割を果たしているようなイメージです。そして有り難いことに、自分の部品としての役割(あなたの業務)だけを意識して務めることで、一応は成立しています。

 しかしながら、自分の役割を果たしつつ、あなたが組み込まれている大きな機械がどのように動いているのか、他にどのような部品があるのか?この機械の仕組みは誰が作ってきたのか?そもそもこれが最適なのか?ということを是非とも学んでほしいと思っています。

 

 

●なぜ、全体を知る必要があるのか

 先述したように、別に全体を知らなくても一応は仕事は成立しています。しかしながら、それでは非常に勿体ない。以下の2つの理由により、全体を知ってほしいなと思っています。

 

1.自身のモチベーションのため

 イソップ童話のレンガ積みの話は有名だと思うので皆さんご存知かと思います。ただ、レンガを積んでいるのか、壁を作っているのか、偉大な大聖堂を作っているのか、という話ですね。

 まさに、自分の仕事をどのように捉えるのか?ということは、モチベーションの維持に影響を与えます。自分の仕事はある大きな目的のために行っているんだ、ということを意識を出来ると、普段のモチベーションはもちろん、本当に辛い局面を迎えた時の原動力ともなります。

 この大きな目的(誰かのため、等でもよい)を理解するために、全体を知ってほしいと思います。

 

 

2.仕事のクオリティを上げるため

 仕事は複数人が様々な役割を担うことで成立することから、陸上のリレーさながら、バトンの受け渡しという行為が必ず発生します。

 仕事のクオリティにはいろんな側面がありますが、その一つに“バトンの渡し方”があると思います。自分の仕事の“次”にどのようなステップが待っているのか?ということを理解することは、確実に仕事のクオリティを高めます。

 

 私は技術職なので、図面というツールが業務上頻繁に登場します。例えばの話ですが、業務の体制上、A社の担当者がある図面を完成させた時に、B社の担当者に図面のチェックを依頼するという営みが行われるとします。このとき、B社の担当者は社内で上司に対して説明しなければチェックバック(OKなのか、修正があるのか)出来ないことになっているとしましょう。(下図参照)

 

f:id:chrocan:20201116103917p:plain

イメージ図(てんらい作成)

 この場合にA社担当者は、チェックバックをなるべく早く返してほしいところです。そのためには、もしB社内の営み(担当者が上司に説明しなければならない)ことを知っていれば、図面の意図やポイントを補足情報として記載(または個別に説明)したいと思うでしょう。B社担当社が図面を読み解く時間を省略出来るわけですから。そして、そのような自分で考えた+αというのは仕事のクオリティを向上させます。

 これは一例に過ぎませんが、このように営みの全体像を少しずつ理解していくことは自身の仕事のクオリティを上げることの一助になるでしょう。

 

 

最後に・・・

 全体を知るということや知った方が良い理由について述べてきました。

私自身このことを意識してからは、新しい部署に異動した際も業務への理解が早くなったと思いますし、目的意識を常に持って仕事が出来ていると感じています。

 

 

今日はここまで。ありがとうございました。

 

comprehensive-lifehack.hatenablog.jp

 

てんらい