【厳選】ガールと名の付く小説を集めてみた(15選)

 

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こんにちは。てんらいです。

 

今回は「ガールと名の付く小説」を集めてみました。前回、思い付きでボーイと名の付く小説を集めたので、だったら次はガールでしょ、と。単細胞ですね。

 

ただ、問題点が一つだけ。今、思いつくだけで既に10作品を超えています。つまり、調べれば膨大な数になるのは必至。しかしながら、数が多ければ良いというものでは無いと思っているので(たまに“〇〇50選!”とかありますが、見る気しなくないですか?結局どれがいいねん、と)

ということで、今回は程よいボリュームの15選にします。

決して面倒だからではない。読み手に立って考えたが故の15選。

 

 

 

 

1.阿修羅ガール

新潮文庫 著:舞城王太郎

 

 舞城さんは好き嫌いが分かれる作家と言われていますが、私は割と好きです。

この作品もディープで、カオス。ただ、読んだことが無い方はこの世界観にハマるかどうか試してみてほしいです。

 

 

 

2.ガール

講談社 著:奥田英朗

 

今回のテーマにぴったりの作品。ガール。

大手でバリバリ働くキャリアウーマン達が主人公。5編が収録されています。女性同士がやり合う感じをここまで書けるのは凄いなーと感心しました。

 

 

3.疾風ガール

 (光文社文庫 著:誉田哲也

 

 主人公は女性ミュージシャンです。

敬愛するボーカリストが自殺してしまったことから、主人公は真実を探し始めます。ミステリーとしてはそれほど・・・という感じですが、タイトル通り疾風感は良いです。

 

 

 

4.ガール・ミーツ・ガール

光文社文庫 著:誉田哲也

 

「疾風ガール」に続き、誉田さんの小説。今回は、「疾風ガール」の主人公が性格も音楽の方向性も全く違う二世タレントのお嬢様アーティストと組むことになったというあらすじ。

「疾風ガール」と比べ、音楽活動パートが多くなっています。

 

 

 

5.校閲ガール

(角川文庫 著:宮木あや子

 

 校閲というだけあって、出版社に入社した女性が主人公。ただ、配属されたのはまさかの校閲部で、仕事の内容は原稿に誤りがないか確かめること・・・!?

お仕事系の小説は面白いですが、これは登場人物がとても面白くて、単なるお仕事系小説の枠に収まらない出来だと思います。

 

 

 

6.書店ガール

PHP文芸文庫 著:碧野圭)

 

本屋の書店員が主人公。ただ、主人公のクセがなかなか強いので、イラっとくる人が多いかもしれません。笑

 本屋の話というよりは、人間関係の話が多い(特に中盤まで)かなという印象です。

なお、シリーズ化しており、7巻まで出ています。

 

 

 

7.農ガール、農ライフ

祥伝社文庫 著:垣谷美雨) 

 

垣谷さんからもチョイス。

派遣切り+同棲相手に振られるという突然のピンチに陥った主人公がテレビで目にしたのは“農業女子特集”でした。

新規就農者の現実問題を知ることが出来ますし、当然エンターテイメントとしても楽しめます。

 

 

 

8.白バイガール

実業之日本社文庫 著:佐藤青南

 

新米白バイ隊員が主人公の推理小説。なかなか稀有な設定ですよね。内容も結構現実的で違和感が無いです。登場人物の名前がバイクメーカーに由来しているのは個人的にツボでした。

 

 

  

9.編集ガール!

祥伝社文庫 著:五十嵐貴久

 

出版社の経理部女性社員が突然編集長を任されることになったお話。

会話中心でテンポが良く、読みやすいです。読後感も良き。

 

 

 

10.竜巻ガール

双葉文庫 著:垣谷美雨

 

垣谷さんのデビュー作。竜巻ガールを含む短編集です。

 

 

 

11.トリガール!

(角川文庫 著:中村航

 

人力飛行機サークルでパイロットとして鳥人間コンテストを目指す女子大生の話。

テンポ○、青春感○、爽快感○、良い小説です。

 

映画にもなりました。

 

 

 

12.気仙沼ラクルガール

幻冬舎 著:五十嵐貴久

 

 

気仙沼とは、宮城県気仙沼市のことです。ホヤぼーや可愛い。

 2011年の東日本大震災後に素人ばかりで結成されたアイドルグループの話。実話をもとにした作品です。小説なのでフィクションということになっていますが、リアリティがありますね。

 

なお、文庫化された際にタイトルが「スマイルアンドゴー」に変わっています。

 

 

 

 

13.殺戮ガール

宝島社文庫 著:七尾与史)

 

ん~、タイトルが物騒。

次々と人が死にますが、そんなに重くないです。むしろテンポが良くて最後まであっさり。あっさりなんですよ・・・。あっさりすぎやしませんかね~・・・。

 

 

 

14.ガール!ガール!ガールズ!

(ポプラ文庫 著:宮下恵茉)

 

ん~、ガール連呼。「今回のテーマにぴったりだろ、選んでくれ!」というメッセージがビンビン伝わってきますね。ということで入選。女子中学生が主人公の青春エンタメ。

 

 

 

15. ミリオンセラーガール

(中公文庫 著:里見蘭)

 

アパレルショップをクビになった主人公が編集者を目指し出版社へ転職するが、配属されたのは“販売促進部”。しかも、無名作家の小説をミリオンセラーにせよ命じられることで話が展開していきます。

こうやって並べてみると、出版系が多いという新たな発見。

 

 

 

最後に

今回とりあげたもの以外にもまだまだありますが、まとめてみて分かったのは

タイトルに「〇〇×ガール」と付ける傾向が顕著ということです。これは前回の記事でまとめた、ボーイと比べて明らかに傾向が異なりますね。これはおそらく女性の方がキャッチーだからというのは理由の一つにあるでしょう。

しかしながら今後、女性の社会への参画がますます進んでいくと、いろいろな職業に女性が就くことも当たり前となっていき、こういったタイトルの付け方が意味をなさなくなるのかもしれませんね。

 

 

 

小説の記事一覧はこちら

comprehensive-lifehack.hatenablog.jp

 

 

てんらい