【都道府県シリーズ】中国地方を舞台とした小説4選!Vol.01

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お久しぶりです。皆様、いかがお過ごしですか。私はギリギリ生きてます。

3ヶ月ぶりくらいの更新で、記事の書き方を思い出すところから・・・リハビリ。

 

今回は都道府県シリーズです。今回は中国地方、第1弾ということで岡山県広島県を舞台とした小説を紹介します。

 

↓過去の都道府県シリーズ(抜粋)

 

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1.でーれーガールズ(岡山)

祥伝社文庫 著:原田マハ

甘酸っぱいようなイタいようなムズ痒い感じは青春時代特有のものですね。
ラストも若干唐突で、原田氏の作品として評価が分かれる気がします。
 
 

2.潮待ちの宿(岡山)

文藝春秋 著:伊藤潤)

文明開化の頃の笠岡を舞台にした短編集。口減らしで海の見える宿屋に連れて行かれた志鶴の日常と成長を描いたお話です。

どれも味わい深い話で、見たことのない笠岡の風景に思いを馳せながら読みすすめることが出来ます。おすすめ。

 

 

3.D列車でいこう(広島)

(徳間文庫 著:阿川大樹)

ゲーム「A列車でいこう」かと思いきやD列車。(もちろん意図的でしょうが)
あらすじについては、赤字で廃線が決まった鉄道を再建するために立ち上がった3人の男女が立ち上がるところから展開します。
鉄道がテーマになっているものの、鉄道メインというよりは地域活性プロモーションといったところでしょうか。ちなみに、モデルになっているのは可部線だと思われます。
 
なお、限界集落株式会社を読んだ時も思いましたが、どうしても都合よく思えてしまうのは仕方無いですよね。リアリティとテンポ等を天秤にかけてバランスを取る必要があるのはこの類の小説の宿命だなと思いました。

 

 

4.ハブテトルハブテトラン(広島)

(ポプラ文庫 著:中島京子

ハブテトル・・・?

明日には忘れていそうな単語ですが、備後弁で「すねている」という意味らしいです。

母の故郷である広島県松永の小学校に、2学期だけ通うことになった小学5年生の男の子が主人公。

心が疲れてしまった少年が友達になった同級生や周りの大人達、魅力的な郷土によって成長していく様が読んでいて心地よいです。

 

中島さん唯一の児童文学ですが、大人が読んでも十二分に楽しめる爽やかな作品です。

 

 

 

 

今回はここまで!

進捗は36/47都道府県となりました。残り11...!このペースでは終わりが見えませんが、またそのうち更新します。

 

 

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