【完全版】水泳をテーマにした小説5選!

 

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こんにちは。てんらいです。

 

今回は、それほど数は多くないであろう"水泳"をテーマにした小説を集めました。

 

 

 

1.スイム!スイム!スイム!

双葉社 著:五十嵐貴久

 

かつての水泳界のヒーローだった主人公が、若手の台頭や彼らに代表を任せたい協会の意向に抗い、新設された男女混合リレーでのオリンピック出場を目指す話。

そのリレーチームがなかなかの訳ありスイマー達で構成されており、エリートチームに挑む様が面白い。

 

それにしても、今回のテーマにぴったりなタイトルです。

同じ単語を繰り返すタイトルの付け方を“連呼系”と勝手に読んでいますが、連呼系は数が結構多いので、今度集めてみようかな。

 

 

2.水を打つ(上下)

実業之日本社文庫 著:堂場瞬一

 

メドレーリレーに焦点を当てた小説。かなり熱い、青春を感じさせる一方、一時期話題にもなった高機能水着にも触れており、さすがの取材力だなーと思います。

 

 

3.銀色のマーメイド

(中公文庫 著:古内一絵)

 

 

廃部寸前の中学水泳部を立て直すために孤軍奮闘する3年生。

自分のことばかり考えていた子どもが仲間と心を通わせながら少しずつ変わっていく様や、トランスジェンダーもテーマに盛り込まれており、読みごたえがあります。

 

なお、単行本では「快晴フライング」というタイトルでしたが、文庫化にあたりタイトルが「銀色のマーメイド」に変わっています。内容は一緒。

 

 

 

4.青いスタートライン

(ノベルス・エクスプレス 著:高田由紀子)

 

25mしか泳げない小学5年生の主人公が遊泳大会への参加を決意します。

色々な人からの助けをもらいながら成長していく姿は素敵です。母の元を離れて、挑戦することの大切さに気が付くところも良い。

主人公と同年代の子どもにおすすめしたい一冊。

 

 

 

 5.漣の王国

東京創元社 著:岩下悠子

 

漣は(さざなみ)と読みます。

申し分のない容姿に素晴らしい水泳の才能を持ち、一国の王のような存在であった綾部が自死したのち、彼を回想する人々の連作短編集。

一応、ミステリーのカテゴリらしいですが、どこか宗教的な香りを感じます。文章も美しく惹き込まれます。

 

水泳が絡んでいるので取り上げましたが、スポーツものでないので注意してください。

 

 

 

 

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comprehensive-lifehack.hatenablog.jp

 

 

てんらい